学生時代に住んでいた国立で人生を過ごしたい

まるでモデルハウスのような広島の実家を出て、大学への進学と同時に上京し、最初にアパートを借りて暮らした街が国立市でした。当時はまだ今のように携帯電話が普及しておらず、アパートに入居してすぐ固定電話を引いたのですが、市外局番が03ではなくて0425だったので、東京なのに03じゃないんだ!と驚いたのも今では懐かしい思い出です。

結局大学在学中の4年間を国立市のアパートで過ごし、その後は就職に合わせて都内を点々としています。そしてもし東京の中で一番好きな街はどこかと聞かれたら、私は迷うことなく国立と答えます。学生時代暮らしていた頃から、本当に気に入っていました。駅を出てまっすぐ伸びる大学通りの桜並木は国立を代表する素敵な景色です。

国立市自体には何となく高級住宅地のイメージがあり、実際にそういうエリアや高級スーパーもあります。ところが実際に暮らしてみると、アパートの家賃は同じ中央線沿線でより都心寄りの吉祥寺などと比べてずっと安かったし、手頃なスーパーや飲食店もたくさんありました。落ち着いているのに奥深さもあって、街自体が魅力的で面白いんです。根を下ろす街として国立は私にとって理想的な街です。いずれ、国立に新築の一戸建てを建てられたらと思います。